麗しの西陣織展　”第一期：寿ぎ”が開幕しました。

本日、1月8日（金）より麗しの西陣織展　”第一期：寿ぎ”を開催しております。

古くから伝え継がれた吉祥の文様はその一つ一つが、祝い事への喜びや
相手を思い、幸せを願う先人たちの心のかたちです。
文様ははじめ大陸から伝わった龍や鳳凰、松竹梅といったものでしたが、平安時代になると扇や熨斗（のし）といった日本らしい文様が貴族たちの間で有職文様として定着します。
鎌倉時代になると武家に、江戸時代には庶民へと普及していきます。

日本の美意識が集約された寿ぎの文様をテーマに織り上げた、厳かで晴れやかな西陣織をお愉しみください。

合わせまして、尾形光琳による光琳かるたを題材に袋帯や丸帯に織り上げた作品の展示がございます。
お気に入りの読み札を見つけ、さあ今度は取り札を探してみましょう。
美術館でのかるた遊び、とっても贅沢な時間ですね。