特別展 伊藤若冲もその技法に魅せられた~西陣織の世界~ 特別展 伊藤若冲もその技法に魅せられた~西陣織の世界~

若冲×西陣織

日本最古の伝統産業である西陣織は、平安京より受け継がれた美意識を縦糸に、職人たちの匠の技を横糸に織り継がれ、多くの人々を魅了し続けてきました。そして伊藤若冲は、傑出した想像力で本質を見抜き、対象を観察凝視して形態の細部にまでも緻密に写し描いた江戸中期の天才画家。独創性に満ちた空間表現と装飾効果によって主観性の強い画面に再構成する作風は
現代でも高い評価と感心を集めています。
この度の作品展では、西陣織のなかでも最上級の織技術「1800口織ジャガード」を取り入れて織り上げ、若冲芸術の世界を精緻に表現しました。繊細な描写や大胆な構図、豪華な色彩に満たされた至高の芸術をご堪能ください。

江戸時代の奇才「伊藤若冲」

伊藤若冲は正徳六年(1716年)京都・錦小路の青物問屋「桝源」の長男として生まれ、
家業のかたわら狩野派、琳派や中国の元代、明代の画法を習得する。
23歳の時、父・源左衛門の死去に伴い、四代目枡屋(伊藤)源左衛門を襲名。早くから才能を開花させた伊藤若冲は、京都五山の一つである相国寺の大典顕常から「若冲」の居士号を与えられました。若冲という人物は絵を描くこと以外、世間の雑事には全く興味を示さず、酒も嗜まなかったばかりか、生涯独身を貫きました。40歳の宝暦五年(1755年)家督をすぐ下の弟に譲り、念願の作画三昧の日々に入り、以後85歳の長寿を全うするまでに、多くの名作を残しています。

特別展示

作品名

伊藤若冲「鳥獣花木図(右隻)」

H約52cm×W約100cm

若冲に技法のひとつである「枡目描き(縦横1センチの方眼に色彩を施す方法)」は、西陣織の設計図・紋図を参考に考案されたと考えており、枡目の数は両隻併せて86,000個あるといわれています。
その一つ一つの枡目を極細の絹糸で表現し緻密な織技術で表現させていただきました。
明るく生命の輝きが感じられる若冲の作品を生誕300年を記念して制作させていただきました。

作品名

西陣極細織 全通全景丸帯「若冲」

H約4.5m×W約65cm

皇室の至宝といわれる宮内庁所蔵の名作の数々。
宮内庁所蔵の名作の中でも、二百年以上前に描かれた絵画がそのまま現存して保存されている伊藤若冲の名作「動植綵絵」の三十幅の掛軸。
若冲の今までにない精巧な写実美、名作中の名作といわれる絵画を、西陣最高の織技術である「1800口織ジャガード」を用いて、あさぎオリジナルの丸帯として織り上げました。

基本情報

開催期間
2020年1月10日(金)~4月5日(日)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始、お盆期間(8月中旬)、展示替え期間

アクセス

電車・バスなど公共交通機関でお越しの方

阪急京都線「烏丸駅」23番出口 南へ徒歩3分
地下鉄烏丸線「四条駅」6番出口 すぐ
ツカキスクエアより、1階にて受付後エレベーターで7階へお上がりください。

車・自転車などでお越しの方

当館には、駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関でお越しください。

入館料
一般
500円(400円)
高校生・大学生
400円(300円)
中学生以下
無料
  • ※大学生以下の方は年齢のわかるものをご提示ください。
  • ※( ) 内は20名以上の団体料金。