仏教美術と西陣織 仏教美術と西陣織

仏教美術と西陣織

日本では「仏陀」「釈迦」とする仏教の開祖「ゴータマ・シッダールタ」が約2,500年前にインドで誕生。その教えである仏教はシルクロードを渡り、アジア各地に広まり日本に伝来しました。
それぞれの地域の風土に合わせた信仰が形成され、仏像をはじめとする美術品が造られました。
日本の造形美術は仏教を原動力として大きな発展をとげ、日本人の美的感覚は生活の中に根強く受け継がれています。
今回は仏教美術を西陣織で表現した作品をご覧いただけます。

特別展示

作品名

西陣織掛軸 仏・涅槃図

H約1780mm×W約885mm

「涅槃(ねはん)」とは、お釈迦さまが煩悩から解き放たれ永遠の安らぎを得た状態、臨終のことです。
奈良時代以来、お釈迦さまの入滅の日(現在の暦で3月15日)にお釈迦さまを尊び偲ぶ涅槃会という法要が催され、その場を飾る涅槃図が制作されています。
京都の真言宗大本山東寺所蔵の「仏涅槃図」は、色彩も鮮明で製織復元に最適と考え、東寺の監修を得て制作しました。
西陣織最高の織技術1,800口織ジャガードを駆使し、熟練の職人が製織した作品です。お釈迦様には本金箔を使用し、荘厳に仕上げました。

満月の夜、お釈迦さまが沙羅双樹の木の下に横たわり、弟子たちが見守る中、その八十年の天寿を全うしました。
動物、鬼までもが嘆き悲しみ、右後方の沙羅双樹の木も悲しみのあまり、枯れ果てたと伝えられます。
母はわが子の病気を治すために薬袋を投げましたが、木に引っ掛かり届かなかったと伝えられ、その薬袋も描かれています。
これは、どんな人も“死”から逃れることはできないという、仏教の教えが込められたもので、医者が患者に薬を与える“投薬”の由来とされています。

作品名

西陣織掛軸 阿修羅像

H約1760mm×W約570mm

奈良時代に制作され、興福寺に安置されている国宝「阿修羅像」は天平6年、光明皇后が母の菩提を弔うために釈迦如来を守る八部衆の一体として造像して以来、いくつもの災難を乗り越えてきました。ほっそりとした若々しい身体に、3つの顔と6本の腕を持つ像です。 3つの顔はそれぞれ微妙に異なる表情をして おり、戦いの神である阿修羅が仏教に帰依して、悟りを開いていく様子を表していると言われています。
西陣織最高の織技術といわれる1,800口織ジャガードを駆使し、熟練の職人が製織した作品です。
光背部分には本金箔を使用し、荘厳に輝く中の阿修羅像がご覧いただけます。

基本情報

休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始、お盆期間(8月中旬)、展示替え期間

アクセス

電車・バスなど公共交通機関でお越しの方

阪急京都線「烏丸駅」23番出口 南へ徒歩3分
地下鉄烏丸線「四条駅」6番出口 すぐ
ツカキスクエアより、1階にて受付後エレベーターで7階へお上がりください。

車・自転車などでお越しの方

当館には、駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関でお越しください。

入館料
一般
500円(400円)
高校生・大学生
400円(300円)
中学生以下
無料
  • ※大学生以下の方は年齢のわかるものをご提示ください。
  • ※( ) 内は20名以上の団体料金。
  • ※入館料は現金のみのお取り扱いとなります。
  • ※障がい者と同伴者1名さまは、入館料を半額とさせていただきます。