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2022年3月16日 (水) お知らせ
2022 西陣織大会で京都市長賞をいただきました。
丸帯「桜梅紅葉柳橋文」が京都市長賞を受賞しました。
絢爛豪華な西陣織の粋を集めた新作を紹介する、年に一度の西陣織大会。
今年は、3/12(土)・3/13(日)京都市勧業館みやこめっせにて開催されました。
2022年は、「西陣」の由来とされる応仁の乱(1467年)から起算してちょうど555年目にあたる記念すべき年です。
コロナ禍が続く中、新たな暮らしの需要に向けて、創作された帯地、着物、金襴、ネクタイの部門にわかれて多数出品されます。
今年は総点数425点の出品でした。
そして専門家たちによって審査され各賞が決まります。
あさぎ事業部では、丸帯「桜梅紅葉柳橋文」が京都市長賞をいただきました。
この丸帯は、桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯による「柳橋水車図屏風」から取材した作品です。
金色の宇治橋としなだれかかる柳、宇治川、水車が描かれたものです。宇治橋は、橋を渡った先にある平等院、極楽浄土へといざなう橋です。
そのためか、この画材は大変人気の高いものでした。
丸帯は、手先、タレ先からの双図となっており、柳・梅・桜・紅葉という4つのお太鼓によって結び分けができます。一方からは黒漆をベースに、もう一方からは本金箔をベースに織りあげ、趣きが異なるものとなっております。漆芸の蒔絵をイメージして創り上げた丸帯です。帯として纏っていただいても、又タペストリーとして飾っていただくこともできます。
西陣織あさぎ美術館にも展示しております、是非ご覧くださいませ。