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2021年3月22日 (月)

【ギャラリートーク】葛飾北斎「龍図」

こんにちは!
西陣織あさぎ美術館のギャラリートーク、今回は葛飾北斎によります長野県小布施の
東町祭り屋台の天井絵「龍図」についてです。
小布施といえば、まず栗を思い出す私は、食い意地張る子ちゃんなんでしょうか?

北斎は83歳の時に初めて小布施を訪れました。
そのきっかけは、江戸では、幕府による天保の改革で絵の制作が制限されたこと、
また小布施の豪商であり、文化人である高井鴻山の招きによる為などさまざまな説が
あります。
85歳で東町祭り屋台の「龍図」「鳳凰図」を翌年86歳の時には、上町祭り屋台
「男浪」「女浪」を手掛けています。

北斎の力強い画面構成によって、これら聖獣たちの荘麗さが凝縮された作品と
なっています。

極細西陣織による、北斎の「龍図」、本物に劣らない迫力で仕上がっています。
動画を是非ご覧ください。