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2021年3月2日 (火)

ギャラトーク【若冲 梅花晧月図】

週末に北野天満宮に行ってきました。
梅花祭の季節ですね。
例年ならば、2月25日に盛大に「梅花祭」が行われるのですが、今年はコロナで中止でした。
紅梅、白梅、八重のもの、一重のものと、境内には1,500本もの梅が競って咲き誇ってました。

東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ
菅原道真の有名なお歌ですね。
(春になって)東の風が吹いたならば、その香りを(私のもとまで)送っておくれ、梅の花よ。
主人がいないからといって、(咲く)春を忘れてくれるなよ。
なんだか切ないお歌ですね。京都の梅の香が太宰府まで届くといいのですが。

さて、今回の西陣織あさぎ美術館のギャラリートークは「梅花皓月図」です。
伊藤若冲が生涯を賭けた大作「動植綵絵」の中の代表作が「梅花皓月図」です。
丸帯の大画面いっぱいに表現された「梅花皓月図」、ご存知なかったことをお教えしましょう!