ブログ

2021年2月18日 (木) 西陣織の話し

ギャラリートーク【応挙雪松図屏風】

暖かく春の訪れを感じさせた先週末とは打って変わり、一気に冬に逆戻りですね。
皆様、体調管理には十分にお気を付けくださいね。

さて、あさぎ美術館のギャラリートーク、円山応挙による「雪松図屏風」をもとに織り上げた丸帯についてご覧いただけます。

数ある応挙の作品の中で、唯一の国宝が「雪松図屏風」(東京 三井文庫蔵)です。六曲一双の横長の大画面を縦長の丸帯に、そのデザイン力って凄いと思われませんか?
「凜と張り詰めた冬の朝の空気感」が金箔ベースに上品に織りだされています。又もう一方からは、応挙の重要文化財、「雨竹風竹図屏風」と「墨梅図」では、竹のしなやかさ、梅の可憐さが銀ベースに織りだされています。

西陣織で表現された応挙の世界をお愉しみください。