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2021年1月16日 (土)
【ギャラリートーク】百人一首「光琳かるた」
西陣織あさぎ美術館 ”麗しの西陣織”ギャラリートークの第一弾をアップしました。
今回は、百人一首「光琳かるた」です。
「かるた」遊びは、貝合わせという古来からの遊びから派生したものです。
蛤の貝殻を左右別にして、一対になるものを探す遊びです。
一対の貝殻に絵を書いたり、一方に上の句、もう一方に下の句を書いたりしました。
それが、南蛮貿易により「かるた」(札)となったのです。
「光琳かるた」は、尾形光琳が京都の公家から依頼され、約300年前に制作したものです。
一方には上の句と詠み人の肖像を、もう一方には下の句と歌意に合った風景を描いています。
この下の句の方は、光琳ならではの典雅さが備わったものです。
西陣織で織り上げ制作した「光琳かるた」を是非ご覧ください。
時空を飛び越えて、優雅なひと時がお過ごしいただけると思います。