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2021年10月14日 (木)

泉屋博古館とっても楽しかったです。

泉屋博古館では”木島櫻谷 四季の金屏風”と”泉屋ビエンナーレ 2021Re-sonation”の二つの展覧会が同時開催されています。
沢山ある京都の博物館美術館にあって、泉屋博古館は大好きな美術館の一つです。まずロケーション、東山がすぐそこにあります。
泉屋博古館の庭のベンチに座ってぼうーってしてるの、最高に気持ちがいいんです!特にこの季節、最高です。

今回は好きな木島櫻谷が見れるとあって、ウキウキで向かいました。木島櫻谷(このしま・おうこく 1877-1938)、明治から昭和に
京都画壇の重鎮と目された日本画家です。今回の四季が題材となった金屏風は、大正時代、大阪茶臼山に新築された住友家本邸の
ために制作されたものです。広い座敷に置かれた金屏風、圧倒的な存在感だったことでしょうね。

今秋は木島櫻谷の展覧会が櫻谷の生家にすぐ近い京都文化博物館で(10/28~12/24)、また福田美術館(10/23~1/10)でも
開催されるとあって大変楽しみです。

泉屋博古館でのもう一つの”泉屋ビエンナーレ”、こちらも楽しかったです!東アジアの金属工芸は、3,000年以上にわたる歴史と伝統の
なかで育まれてきたものです。
今回、久しぶりに中国青銅器の展示もゆっくりと鑑賞しました。(企画展のみで常設の青銅器は見ないことがよくありますが)
青銅器、少しお堅い難しいイメージだったのですが、近頃のマイブームであります、中国歴史ドラマとリンクし楽しく鑑賞させていただきました。
ビエンナーレでは、青銅器を古美術品としてだけでなく、現代へと受け継がれたものとして、若手の作家さんたちの作品が
展示されています。いろんな方向性でも作品たち、ワクワクドキドキに溢れた、どれもが愛しさいっぱいのモノたちでした。