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2021年7月4日 (日) 西陣織の話し

【ギャラリートーク】屏風 群青波涛文様

うっとおしい梅雨空が続いてますね。
週末の豪雨、皆さん大丈夫でしたか。

さて今回のあさぎ美術館の解説動画は、唐招提寺の御影堂の障壁画「涛声」をイメージして織りあげた
屏風、群青波涛文様です。とっても美しく織りあがってますよ。

唐招提寺は日本に戒壇を設立するために唐から来日した僧・鑑真が、759年(天平宝字三年)、
新田部親王の旧宅の地を与えられ道場としたのが始まりで、後に鑑真の死後弟子たちによって本格的な寺院となりました。

御影堂は境内の北側に位置する土塀に囲まれ、ひっそりとした瀟洒な建物です。

鑑真和上坐像(国宝)が奉安されており、昭和46年から57年にかけて東山魁夷画伯が描かれた障壁画があります。
例年6月上旬の3日間だけ特別拝観できますが、今年は平成大修理事業のため、特別拝観はありませんでした。
10年ほど前に障壁画を見た時の感動を今でもはっきりと覚えています。
こんなにも深い、ブルーを見たことが無いと思ったのです。
来年あたりはまた、御影堂の特別拝観があるかも、です。
是非、ご覧になってみてください。近くの薬師寺とセットでの拝観がお勧めです。