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2020年11月13日 (金)

芸術の秋を満喫しました。

日曜日、とってもお天気が良かったので朝からお散歩です。
ご近所さんの堂本印象美術館に行きました。
京都市の西北、衣笠は近くには金閣寺、竜安寺、御室仁和寺などがある観光地です。
家から15分くらいのお散歩です。
小さい頃から大変お馴染みの堂本印象美術館、私の大好きな美術館のひとつです。

今回は「小野竹喬・春男-父と息子の切ない物語」という展示会です。
切ないってどういう事?って思いながら…
小野竹喬は大正・昭和に活躍した日本画家で、その作品には、明るく澄んだ色彩で、
光の変化や季節のうつろいまでもが情緒豊かに表わされています。
竹喬には日本画家を目指していた長男、春男がいたのですが、画家として
歩み始めた矢先に召集され、26歳という若さで戦死してしまいます。
展示されていた春男の作品は、父親を超えるのでは?と予感させるほどの
素晴らしさです。絵心の無い私でさえそう思うのですから、竹喬の期待の
大きさはすごいものだったことでしょう。

二人が共に過ごしたことのある、衣笠で親子のつながりを
感じながらの作品鑑賞はいかがでしょうか。