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2020年6月2日 (火) お知らせ
北斎漫画が西陣織で登場です!
「漫画」の始まりは鳥羽僧正による「鳥獣人物戯画」といわれていますが、世の中に広めたのは葛飾北斎です。
『北斎漫画』は「冨嶽三十六景」とともに葛飾北斎(1760~1849)の名を世界中に広めることとなった絵手本です。
北斎が55歳の時に初編を手掛けて以降、その人気は北斎が亡くなっても衰えることはありませんでした。
当初、一巻完結の予定でしたが、好評だったため、版元を変更しながら版行が続き、1878年(明治11年)、
第十五編まで続きました。
「漫画」とは、初編序にて「事物をとりとめもなく気の向くまま漫(そぞ)ろに描いた画」と北斎自身が述べています。
やがて、この北斎漫画は海外でも評価されるようになりました。
1830年代ヨーロッパに、磁気や陶器の輸出の際に、緩衝剤として渡ったのでした。
そして、それを見たフランスの印象派の画家クロード・モネやゴッホたちに多大な影響意を与えたのです。
北斎が描いてから200年以上が経った今でもとっても新鮮。
一つ一つに動きがあってとってもコミカルです。ひょうきんでお茶目!
モダンな市松模様との相性もピッタリです。パステルカラーで可愛く出来上がりました。
西陣織の『北斎漫画』、お手元に一ついかがでしょうか。