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2019年9月19日 (木) お知らせ

展覧会めぐり①

小説家原田マハが仕掛ける初の展覧会
「CONTACT つなぐ・むすぶ日本のアート」

ここのところの涼しさがウソのように暑い日、朝早くから清水寺へ「CONTACT~」を
見たくて出かけました。
ICOM記念ということで、9/1(日)~8(日)までのたった8日間の展覧会でした。
最終日ということで、当日券を求めるために小一時間並んで待った私を迎えてくれたのは
蝉しぐれ、まだ夏は終わってないよって言ってるようでした。
京都を舞台とした小説「異邦人(いりびと)」を読んで以来、すっかり原田マハさんの
ファンになった私は「一体どんな展覧会?」ってわくわくを胸に出かけました。

世界遺産である清水寺での開催というのにも強く惹かれました。
お寺は古来、仏師や絵師を育みその芸術品を広く見せる役割を果たしてきたいわば
ミュージアムの原点です。なるほどそう言われれば打ってつけの場所!ですね。
そこでの展覧会はジャンルも限定されず、絵画から彫刻、マンガ、映画、文学まで
多岐にわたるもの。異分野の作品を一緒に展示し互いにどのようにコンタクトして
来たかを目に見える形にするというものでした。

成就院が主会場となっていました。お庭がとっても美しかった。
手帳に書き留められた宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ~」の
直筆はたった二畳の茶室を宇宙に変えるほどの存在感がありました。

アンリ・マティス「ばら色のドレスを着た婦人」は色彩がとっても可愛かった、
そして彼に学んだ猪熊弦一郎の「無題」の3つの作品も良かったです。
1902年生まれの彼がこんなにモダンな作品を描くなんて!
早速、丸亀にある猪熊弦一郎現代美術館に行ってみたくなりました。

お土産に原田マハさんの描き下ろし本を手に入れ
るんるん♪気分で帰ってきました。