西陣織で魅せる 印象派と浮世絵 西陣織で魅せる 印象派と浮世絵

西陣織で魅せる 印象派と浮世絵

今から150年前、開国した日本は西洋との交流を本格的に再開させ、西洋において日本への関心が急速に高まりました。
きっかけはヨーロッパ各国で開催された万国博覧会でした。浮世絵を中心とした日本の美術工芸品が大々的に紹介され、西洋の芸術家たちが、日本美術の新しさ、珍しさに魅了され、そのエッセンスを消化しながら、作品創りを展開しました。
特に浮世絵の存在感は圧倒的でした。西陣織で表現された、浮世絵や印象派の作品を心ゆくまでお愉しみください。

― 葛飾北斎「神奈川沖浪裏 富嶽三十六景 葛飾北斎」とフィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」—

ゴッホの作品に、浮世絵の影響がはっきりと現れ始めたのは、パリに住んでいた1887年のことです。
当時、日本版画はたいへん安価だったため、ゴッホも200枚ほど購入して部屋に飾っていました。人生の貧困と不幸の淵にいたゴッホにとって、明るく大胆で楽し気な浮世絵は、心に救いと安らぎを与え、浮世絵への憧れがとても強くなっていきました。「星月夜」はその頃に描かれたものです。
また、崇拝する北斎の「神奈川沖浪裏」を見て、「波は舟を捕えている鉤爪のようだ。」と弟テオへの手紙に綴っています。「The Great Wave(神奈川沖浪裏)」との出会いは、ゴッホの筆使いを、より奔放に、大胆にエネルギッシュに変えました。渦巻く光、まばゆく鮮明な三日月、自由に天を駆ける星、炎のように天に伸びる糸杉は、目の前にあるものを正確に再現するのではなく、まさに自分というものを絵にぶつけたゴッホの気持ちそのものだったのではないでしょうか。
遠く時空をこえた北斎とゴッホに思いを馳せながら、精緻な西陣織で表現された「神奈川沖浪裏 富嶽三十六景 」と「星月夜」をご覧ください。

特別展示

作品名

西陣織 額装「星月夜」

作者
フィンセント・ファン・ゴッホ

H約83㎝×W約107.5㎝×D約5㎝

作品名

西陣織 額装「神奈川沖浪裏 富嶽三十六景」

作者
葛飾北斎

H約60㎝×W約84㎝×D約3㎝

基本情報

休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始、お盆期間(8月中旬)、展示替え期間

アクセス

電車・バスなど公共交通機関でお越しの方

阪急京都線「烏丸駅」23番出口 南へ徒歩3分
地下鉄烏丸線「四条駅」6番出口 すぐ
ツカキスクエアより、1階にて受付後エレベーターで7階へお上がりください。

車・自転車などでお越しの方

当館には、駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関でお越しください。

入館料
一般
500円(400円)
高校生・大学生
400円(300円)
中学生以下
無料
  • ※大学生以下の方は年齢のわかるものをご提示ください。
  • ※( ) 内は20名以上の団体料金。